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11月, 2022の投稿を表示しています

セネガル:幸せになるための考え方を学ぶ

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わたしがセネガルに来た目的は、自分が幸せになるためです。 その目的を果たすために 現状のステップとして必要なのは自分を知ること、自己分析だと感じていました。今回セネガルに行くことで、自分の想像できない環境に触れた時に自分がどう感じるのか、相対的なものとして自分を知れればいいなと思い、この FW に参加しました。 また、幸せが全て捉えようの問題であるとすれば、自分自身がいかに懐のでかい人間になれるのか、それ次第だと思っています。自分は 20 年間の人生を大体は日本で過ごしてきて、知らぬ間に日本人ぽいといえば語弊を招きそうですが、大体の日本人が共感できるような考え方のもと生きてきました。自分が幸せと感じられる物事の幅が狭すぎるのです。自分の今までの価値観では測り知れない幸せがセネガルにはあると思ったことも、この国に渡航することに決めた一つの要因です。 これらの理由通りに、セネガルに来て一番の学びは、生きる方法の選択肢がいかに広くあるか、ということを実体験として、本物の気付きとして得られたことです。言葉としては認識できていたとしても、それを自分の中に取り込んで考えられるようになることはまた違うものなのだな〜と改めて体感しました。自分の今までの価値観の延長線上から見るとセネガルの暮らしは決して豊かなものではないし、そんな暮らしをしたいと思えるものでもありません。でも、実際そこで人と関わり、生活してみると、考え方の尺度が変わるというか、嫌だと感じる沸点が上がるのを感じました。どんなにハエがたかっていても臭くてもそこまで気にならないし、そんなもんか〜と思えたんです。だけどそういう考え方って日本ではなかなかできるものではありません。こんな考え方にすぐシフトできたことによって、環境によって自分の幸不幸のバロメーターが調整されるのを感じたし、それができるのはまだ自分に柔軟性があるということも認識できました。もちろんこんな考え方をする自分は今まで出会ったことのなかった自分でしたし、新しい自分の way of thinking を発見できた気がして嬉しかったです。 今回の FW のまとめとして思ったのは、色々な視点から生きていくことのできる人生が、一番幸せを見出せやすいということです。日本で自分が楽しいと思えていたことももちろん大切だし、セネガルで大雨の影響でできた、きったない濁

セネガル:白チェブジェンの作り方

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  魚を上げている鍋  2022/9/6 少し蓋を開けて煮ている鍋 2022/9/6 お米を蒸している状態 2022/9/6 白チェブジェン 2022/9/6 匿名希望

セネガル:日本から初めて出た私が見たセネガルの国民性

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  2022 年夏、私は大きなバックパックとワクワクを背負い、西アフリカのセネガルへと飛び立ちました。初めての海外、それも日本から程遠いアフリカの地、ということで、不安も少なからずありましたが、来てみて抱いたのは意外にも「住みやすい国なのでは?」という感想でした。本文では何故そう思うのか、どこが魅力的なのか、というのをセネガルの国民性に焦点を当て、大きく 2 つに分けてご紹介したいと思います。  1 つ目は、人と人との距離が近い、ということです。セネガルには気さくに話しかけてくれる人が本当に多く、道端や店の前で出会えば「ボンジュール Bonjour! (フランス語)」「サラームアレイクム Salaamaalekum! (アラビア語)」と挨拶してくれるし、知らない人でも目が合えばニコッとして手を振ってくれる人がほとんどです。コミュニケーションを大事にしている為か、お年寄りでもチャットや電話を使いこなして話をする姿を多く見かけるし、老若男女関係なく、あちこちで井戸端会議のように楽しそうに話している姿も多く見られます。。このような文化は今の日本ではなかなか見られないので、私もこの国に来た当初は、挨拶されても返せなかったり、目が合っても黙って見つめることが殆どでしたが、旅の終盤の今になっては、あまり言葉が話せなくても、挨拶をしたり、コミュニケーションを楽しめるようになりました。 2 つ目は、時間の概念が日本とは違うというところです。セネガルは基本的にのんびりとしていて、分刻みで動く日本とはどこか違う雰囲気が感じられます。レストランに入っても 1 時間くらいは料理が来ないし、ホテルや施設の受け付けでも日本より待たされることが殆どであるため、各々が自分のペースで動いているように感じることが多いです。せっかちな日本人にとってはたまにイライラしたり、腹が立つこともありますが、穏やかに、日本よりはゆったりとした時間の中で生きるセネガル人は、時に、ある意味で日本人よりも「豊かさ」を感じる生き方をしているのではないでしょうか。 以上の 2 点が、私がセネガルで感じた大きな魅力です。日本から 28 時間の旅を経て、たどり着いたアフリカ最西端の国には、活気あふれる素敵な人々が沢山いることがこの旅を通じて良く分かりました。なかなか簡単に来れる場所ではありませんが、必ず再び訪れたい、そう

セネガル:マーケットから見るセネガル

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マーケットから見えてくるセネガルについて感じたことや疑問に思ったこと、面白いと感じ興味を持ったことを書きます。私はダカールとサンルイにあるマーケットに訪れました。 セネガルのマーケットは日本でいうフリーマーケットというよりは商店街に似ていると感じました。いろんなお店が並んでいるのですが、同じものを売っていたりして面白かったです。マーケットには食材をはじめ、服、生地、日用品、雑貨など生活に必要な様々なものが並べて売られています。 様々なマーケットを見て回っている中で気になったことがいくつかありました。まず 1 つ目は食材の並べ方、売り方です。右の絵にもあるように、マーケットでは3つか4つに分けて並べて売られていました。なぜこのように数個に分けて並べて売られているのか疑問に思って聞いたところ、セネガルは電気がそこまで普及しておらず、冷蔵庫のある家庭がほとんどないことから、野菜やお肉魚といった生食材を保存することが出来ないので、一食の食事で使う量を毎日買うそうです。一食といっても、何人分の一食かわからなかったので、そこに疑問が残りました。また、野菜を見てみると、ほとんどの食材が外国からの輸入品であることもわかりました。 次に面白いと感じたことは、洋服などに使われる生地についてです。セネガルには様々な色、柄、素材の生地がたくさんきれいに並べられて売られています。日本ではなかなか見ないような派手な柄が多く、見ていて楽しいものでした。これらの生地も野菜お同じように海外からの輸入品であることがわかりました。主にオランダ、中国などの国から輸入しているそうです。店で売られている生地と街の中を歩く人々の服装を見比べてみると面白いことに気づきました。 若い女性と年配の女性の服装が少し違っていて、セネガルの女性の中のファッションの流行が見えてきたような気がしました。セネガルに住む女性に直接話を聞けたわけではないですが、気づいたことをまとめます。右の絵は私が街の中で見た若い女性が着ていた服を簡単に書いたものです。一番右のドレスはシンプルなもので今までにもあった形ではないのかなと思います。街を歩く女性を観察して最近の流行は大きく分けて 3 つあると考えました。 1 つ目は上下を分けてセットアップのような形であることです。 2 つ目はフリルやレースといったものが取り入れられているということです。