セネガル:子ども

 






今回のセネガル滞在で僕がテーマにした内容は「子供」です。子供に関して僕が抱いていたイメージは、幼い頃に見たユニセフの100円でワクチンが作れるという広告が印象深く、彼らは貧しく、観光客を見つけたら物乞いをして生活していることをイメージしていました。しかし、実際にセネガルに足を運んでみた子供たちは全く異なっていました。 

プログラムの中でセネガルの伝統的料理「チェブジェン」を教えてもらう、というものがあり、バさんのお宅を訪問した時のことでした。チェブジェンを作るには、6時間近くかかります。料理の待ち時間に、家の外にでてみると、外で遊んでいる子供達がいました。

彼らに挨拶程度で手を振ってみると、サッカーボールを蹴ってパスしてきて戯れ合いが始まりました。初めはお金を求めているように思えましたが、だんだん町中の子供達が集まってきて遊びを単純に楽しんでいることが分かってきました。サッカーが好きな子が多く、フランス語やウォロフ語がわからなくても、有名なサッカー選手の人たちの名前やゴールパフォーマンスを一生懸命伝えてくれたりしました。

こうして一緒のサッカーをしていると、次第に仲良くなり、中には、普段あまり見ないカメラに興味津々で、自分に撮らせて欲しい、とジェスチャーしてくる子もいました。その一方で、年長の子はほとんどスマートフォンを持っているのも印象的でした。このような光景を見ていると、そこまで食べることに困っているように見えず、こうしたことは、実際に足を運んで現地で行ってみないとわからなかったように思います。

井上郁

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