ベトナム:全く異なる2つの帝陵

こんにちは。フィールドワークで行ったベトナムについて書きます。私は海外に行くことが初めてで不安と期待がありました。その中の1日目と2日目の事を紹介します。

1日目はほぼ移動だけで終わりとても疲れました。また、その日の夕食はベトナムの大衆食堂のようなところで食べました。初めてのベトナムでの食事でしたが、味付けや食材の違いに戸惑いました。 

 2日目は、フエ市にある、世界遺産のミンマン帝陵とカイディン帝陵を見学しました。

ミンマン帝陵は、グエン朝の2代目皇帝であるミンマン帝のお墓です。1843年に完成した建物で、中国からの影響を受けています。見学していて思ったのは、日本のお寺に似ているということです。もちろん中国の影響を受けているので似ていて当たり前なのですが、それがベトナムで見られるとは思っていませんでした。タイのような上座仏教のイメージがあり、もっと派手なものだと思っていました。しかし実際に見て見ると、落ち着いた雰囲気で、心地よい所でした。     
写真1:ミンマン帝陵(2022年9月3日撮影)


写真2:ミンマン帝陵(2022年9月3日撮影)

次にカイディン帝陵に行きました。カイディン帝陵はグエン朝の12代目の皇帝である、カイディン帝のお墓で、1931年に完成しました。ミンマン帝陵とは打って変わって、非常に西洋的な建物になっています。これは、カイディン帝がフランスの博覧会に行った際に感銘を受け、このような建物を造るように命じたからです。見学しているとその独特な雰囲気に圧倒されました。中華風でも、ヨーロッパ風でもなく、二つがミックスされているのです。それが異質ながらもとても美しかったです。  


写真3:カイディン帝陵(2022年9月3日撮影)


写真4:カイディン帝陵・内部1(2022年9月3日撮影)


写真5:カイディン帝陵・内部2(2022年9月3日撮影)

このようなグエン朝時代の帝陵はフエ市にいくつもあり、歴史的な建物があるという点で、京都に似ていると思いました。また見学している時に、皇帝の位牌に向かって拝んでいる人を見て、ここがお墓だと実感する場面がありました。というのも、このような形式の建物は普通、仏様が祀られいると思います。もちろん例外はあると思いますが、比較的に新しい時代の人が、このようにして祀られているのは独特だと思いました。

A.K.

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